5 posts tagged “pgm”
いきなり始まりますが、今日の質問のコーナー。ドンドンドンパフパフパフ。
では最初のお便りから。
こんにちは。
ちょっと前の河野さんの日記でもイーモバイルのCMについて微妙に触れられていましたが、最近通勤で利用する池袋駅構内に松下奈緒の柱広告がでかでかと張ってあり、あの「指、来たっすネ」コピーにどうしても違和感を覚えてしまい、自分のブログでその事をネタにしてしまいました。しかしブログを書きながら、これはまんまと制作側の意図に嵌ってブログを書いているのではないか?という疑問が起きてきたのです。
つまり認知フェーズとしてポジ、ネガ関係なくフックとして引っかかる事を最優先に考えた広告展開なのではないか(後発という事も有りますし)と言う考えに至ったのですが、マーケ的視点から見て河野さんはどう思われているのかが非常に気になりメールしました。
なるほど。たしかにぼくもちょっと前に書きました。あの後も松下奈緒は好きなのですが、イーモバイル自体は痛々しく見ています。
ということで、ぼくがどう思っているかをまとめてみます。
ぼくの推測では、あれは狙っていないと思います。
もっというと、記憶されることを狙ってはいたと思うけど、ブログでネガティブな反応が書かれることは意識していないでしょう。
ユビキタスで「指きたす」ってダジャレは数年前にどっかがやってますね。そういう意味でもこのCMはダサいんですが、新規参入で話題になろうと狙ったにしてはお粗末です。
もちろん愛情の反対は無関心で、それに比べたらネガティブな反応でもいいっていう意見もあります。
が、ぼくはそうではないと思っています。 ネガティブはネガティブなんです。「無関心」は捨て置けばいい。
大事なのは「無知」をなくすことです。知らない人を少しでも減らすために企業はプロモーションをしなければなりません(ぼくはそう考えます)。
企業にとっての消費者、生活者は「知ってるか」もしくは「知らないか」でまず分けられます。
ポジネガ、そして無関心は知っている人の区分です。
これを逆転、スイッチさせることはとても難しい。
それよりも知らない人を知ってる人に移動させて、それもポジティブな状態で連れてくるほうが簡単だし重要です。
そういう意味でも残念なCMだったと思います。せっかくお金をかけて知らしめるチャンスだったのに。
あと、もうひとつ。
こうしてブログにネガティブな反応がいくつかアップされていても、それは大きな意味はありません。
そもそも見てないのです。これがテレビで「ネットでは大不評」とか報道されれば別ですけどね。その瞬間にすごく大きな影響力を持つようになるけど、それはテレビの影響力であって、ネットの影響力でもブログの影響力でもありません。
ただし、こういう反応をブロガーが示したと言うのは、企業側がそこから何かを感じ取るヒントにはなると思います。
もちろんブロガーが一般消費者のサンプルとして代表性があるとは限りませんが、今回のケースではわりと総意を示しているような気がします。
もっとも、アルファブロガーと呼ばれている人たちは(個人的な感覚では)ほとんど代表性がないので、そこに書かれたからといってたいしたことはありません(補足すると、それくらいとんがってる人たちだからです)。
それよりも普通のブロガー、無料ブログを使っていて月に数回書いてるような方たちがぽろっと漏らしてくれるナマの声にこそ企業は耳を傾け、何かを感じ取らなければなりません。
話が長くなりました。PGMとかホリスティックとか言ってるとこんな感じの考えになります。
またのお便りを楽しみにしています。
1月のWOM勉強会用にアルファブロガー(?)を抱えている、ブログ広告系の会社へメールインタビューを試みようと思っています。一応、それぞれ表に出ている情報は知っているし、いくつかのサービスの担当者とも会っていますが、フェアに同じ質問をぶつけてみて整理してみようかなと。
以下の文案で正月休み明けにでも送ろうと思っていますので、もしコメントやフィードバックがあればお願いします。
○○○○
ご担当者様はじめまして。突然のメールにて失礼いたします。
ぼくは河野武(こうの・たけし)と申します。
仕事ではシックス・アパートという会社でマーケティングを
担当しておりますが、今回のメールはプライベートでやっている
WOM勉強会の主催者としてお送りしています。
http://womma.jp/
この勉強会は口コミマーケティングについての自主的な勉強会で
参加は自由で、議論の内容はYouTubeやブログで公開しています。また、ぼくはホリスティック・マーケティングや
CGMでの広告について、講演や連載をしています。
http://smashmedia.jp/contents/websig_in_osaka_1_decade.php
http://markezine.jp/a/category.aspx?cid=165前置きが長くなりまして申し訳ありません。
ぼく自身のことを隠したままお願いするとフェアではないと思うので
なるだけオープンにしたいと思ってのことです。ご理解ください。講演や連載を通じても述べておりますが、ぼくは基本的に、
「ブログに記事を書かせてお金がもらえる」
というビジネスに否定的なスタンスをとっています。
ただ一方で、ブロガーが報酬を得ること自体は歓迎すべきことで
常にフェアな収益化の方法を考えてもいます。
(そしてブログ広告にその可能性を感じてもいます)そこで、最近増えてきたブログ広告(ブロガーネットワーク)の
一覧と各社の違いをまとめたリストを作りたいと思っています。
資料作成のため、以下の質問にお答えいただければ幸いです。[質問ここから]-----------------------------------------
1)貴サービスの会員数を教えて下さい
2)貴社の「アルファブロガー」の定義について教えて下さい
3)記事内の広告表示の有無と(表示する、あるいは非表示に
している)理由を教えてください4)貴サービスを利用した過去の成功例について教えてください
5)貴サービスの売りや特長などがあれば教えてください
-----------------------------------------[質問ここまで]
まずはこの質問状をお送りしたサービスのリストを公開し、
回答いただいた順に補足をしようと思っております。
また、回答結果は公開させていただくつもりです。
趣旨をご理解の上、ご協力をお願いいたします。WOM勉強会 主催者
河野 武
Amazonで予約できるみたいです。たぶんあと数日で本屋で買えると思いますが。かなり読み応えのある記事が多かったのでオススメです。
PGMについてさっぱりって方は以下の記事もご参考ください。
百式の田口さんが「100SHIKI PR Board」というサービスを始められました。拝見したけど、とっても素晴らしいです。まさにこれがPGMマーケティングの救世主だと思います。
ぼくもなんかできないかなあと考えていたのですが、さすがというか、やられたというか、やっぱりまちがってないんだというか、でもでも気持ちいい嫉妬です。あんまり興奮したので、速攻メールしちゃいました。
(ぼくはぼくでなんか考え続けます)
次号の「Web Site Expert」にも寄稿しましたが、先日の講演で話したとおり、ぼくは「お金でBuzzは買えない」と思うし、企業とブロガーの間にはもっと適切なコミュニケーションがあると思っています。
いやーそれにしても、モデレータによるフィルタというアイデアは浮かびませんでした。ほんとに素晴らしい。久しぶりに味わった敗北感でした。悔しいけど爽やか。ぼくもがんばらないと。
お越しくださったみなさん、今日はどうもありがとうございました。主催者のみなさん、ご苦労様でした。
今回の講演にあたり、自己紹介だけで1時間使うとか、遠方の人にも聞いてほしいからSkypeCastをやってくれとか、あれこれとリクエストを出したのですが、すべてにおいて主催者のみなさんには積極的に協力いただいて感謝しています。
今日あれだけの講演をすることができたのはスタッフのみなさんのおかげです。ありがとうございました。
また週末であるにも関わらず、さらには有料であるにも関わらず、100人近い方にお越しいただけたことに大変感激しています。
みなさんの高いモチベーションを感じて、ぼく自身も新たな刺激を受けることができました。すごくありがたいです。そしてWeb業界というものが今後こういう方々によって力強く推進されていくのだろうという思いが芽生えました。その輪に少しでも関われたことを心からうれしく思っています。
ぜひ素敵なサービスを作ってください。受託メインの会社であっても、ひとつだけでもいいから自分たちのアイデアをサービス化してみてください。そうしてたくさんのcoolなサービスが増えればいいなと思います。
今日初めて提案した「PGM」という概念はマーケティングの原点回帰でもありますし、同時にWeb2.0と呼ばれるような現在のインターネット周辺環境だから実現できることでもあります。
なかなか理想どおりにはいかないかもしれないけど、ぼくらが軸足をきちんと固めて、まちがったマーケティングを正していければと思います。そういう運動が少しずつでも広がっていけばいいなと思うのです。
今日においては、みなさんがぼくの「パートナー」だから、ぜひ一緒に「PGM」そのもののマーケティングに協力していただければと思います。
それにしても、ああして自分の経歴や、日々考えていることを資料にまとめて話をするのはとても楽しいです。準備は大変だったけど、ギリギリまで粘った甲斐があったなと自分でも思えるほどの資料ができました。
おそらく今日はぼくが一番エンジョイしてたと思います。すっごい楽しかったです!
またお会いできる日を楽しみにしています。
今日は本当にありがとうございました。
p.s.
今日の講演資料は以下のURLにPDFでアップしてあります。
http://smashmedia.jp/contents/websig9.php
さらに講演の一部をYouTubeにもアップしていただけるようです。そちらもお楽しみに。