いしかわじゅんや吾妻ひでをの話じゃなくて。
例えばマンガの世界では、商業誌に描いてるけど売れてない人を「ビッグマイナー」と呼んで、コミケでバカ売れしているようなインディーズ領域での超人気作家を「リトルメジャー」と呼んだりする。音楽でも映画でもなんでも似たような状況はある。
しかしぼくはリトルメジャーなんて人はほとんど存在しないと思っている。ブログも含めて、世の中の創作系はすべからくそうだと思っている。
というのもマスメディアがほっとかないから。
マスメディアの人たちはネットの人たちが思ってる以上に賢くて貪欲です。多少有名になったらすぐにマスに釣り上げる。そういう釣り糸をいつも垂らしているし、待つだけじゃなくて積極的に捕獲しに捜し歩いている。
だからビッグマイナーとして認知されたら、あっという間にリトルメジャーになれる。本人が望めば。たまに望まない人もいるけど、たいがいの人はそれを望むし選ぶ。
結果、ビッグマイナーは日本にはほとんど存在し得ない。これは非常に選択的な話で、それゆえゼロとは言えないんだけど(実際、商業誌のオファーを断り続けていながらも、コミケで稼ぎまくっている同人作家はいるので)ほとんどいない。
そして一方のリトルメジャーは腐るほどいる。商業の世界に入っても、大半の人は全国に名も知られぬまま消えていく。
ブログ界の話。
日本でもブログネットワーク(ブロガーズネットワーク)が出てきたり、アルファブロガーなんていう人気ランキングが発表されたりしているけど、そもそも彼らはビッグマイナーでもないし、もちろんリトルメジャーでもない。ただ一部の界隈での被リンク数が多いブログだ(誤解のないように補足すると、それはとてもすごいことだ)。そういう点では、きっと彼らのコミュニケーション能力は非常に高いのだと思う。
彼らのブログをぼくはある程度読んでいるけど、それでも全部は読んでいないし、ぼくの周辺の人たちに聞けばほとんど読んでいないし、そもそも知ってさえない。「え、誰ですかそれ、芸能人?」てなもんだ。
ブロガーの収益源が多様化されるのはとても素晴らしいことだと思うし、いろんなサービスメニューが生まれ、それぞれが成功すればいいなと心から思う。ぼく自身もそういうブロガーのマネタイズには興味もあるし、自分なりに何かを作って貢献できたらいいなとも思う。
でもそれはたぶん抱え込むことではないし、そもそもプロ野球の解説者でもないので、そんなことは不要だと思う。実際、ブログネットワークに参加しているブロガーたちもAdSenseは貼りっぱなしだし、Amazonアソシエイトも継続しているしで抱え込めていない(GoogleやAmazonの競合が広告を出稿する時には控えてもらえるのだろうか)。
まだまだこの領域は過渡期だし、今後もいろんなのが出てくると思う。どこかのサービスも本文下にいきなり広告を出して非難轟々な状況になっている。
過渡期だからこそ、高邁な理想の元、ブロガーにも読者にも、広告主にも、そしてサービス事業者にもハッピーな仕組みを考えてほしい。簡単じゃないと思うけど、ネットの発展はいつもビジョナリーが引っ張ってきたと思うので、これからもそうあってほしい。
ぐだぐだ書き散らかしたけど、2007年は何かしらの変化が起こる年になると思う。
p.s.
ぼくはアルファブロガーになることにはあんまり興味がないし、好き勝手書いてるだけなのでたぶんがんばってもなれない。でも何かの際に「ブログ読んでます」と言われたらこそばゆいけどうれしいです。
今日、見本誌が届いていました。創刊号です。
ぼくの連載も載ってます。ちょっと恥ずかしいです。「ホリスティックマーケティング入門」です。128ページです。MarkeZineのパクリです。というか、同じ翔泳社なのでいいでしょうということで、流用させてもらいました。
「なんのためのSEO/SEM?」とけっこうえらそうな書き出しです。でも言ってることはまともです。
内容はかなり新規に書き起こしています。でも一部は最近なにげに読者が多いらしい「わかるマーケティング」のものを流用しています。
Amazonでも買えるみたいです。まだ予約みたい。たぶん数日以内に発売されると思います。
関さんのインタビューも載ってます。
いろいろあるけど、広告主にとっても、ブロガーにとってもいい環境にしたいですよ、ほんとに。
いい記事です。花王の石井さんもそうだったけど、やっぱりネットじゃない業界には本物のマーケターがいる。というか、ネット業界でマーケターを名乗っている人ってけっこう浅い気がする。自戒も込めて。
ぼくがWOM勉強会で話しているのは、「モラルのない代理店やブロガーが現れてもしょうがないし、防ぐことはたぶんできない。でもそういったアンモラルでアンフェアな手段を広告主が取らなければ問題は起こらないし、一番被害を受けるのは他ならぬ広告主なんだから、彼らにきちんとした知識を持ってもらうことが一番大事」だということです。
なんとなく、いま思いついたことをメモしておきます。
- CGMはコントロールするべきではない(というかできない)
- 広告よりも支援、協賛のスタンスで考えてみる
- それでも広告の手法(金で注目を買うこと)を採る場合は明示する
- ブロガーとの付き合い方は「言う」よりも「聞く」意識が大事
田口さんのブロガー会議じゃないけど、企業とブロガーのFace2Faceなコミュニケーションを推進するためにWOM勉強会でもなにか考えていきたいと思います。
まずはガイドライン作りからはじめます。
あ、そうだ、黒いデザインは真っ当なことをやってなさげな印象なので(色彩効果は大事)明るい色にとりあえず変えました。時間のあるときにちゃんとリデザインします。誰もやってくんないんだもん。
えー、こんにちは。下衆な話をします。
EPSONカラリオのCMがリニューアルされました。はい、長澤まさみのCMです。
まさみがヨガしてるんですが、おっぱいにばっかり目がいっちゃいます。32歳のおっさんでも見ちゃうんだから、中学男とかはもう釘付けだと思います。やばいっしょ。
ぼくにとってすでに長澤まさみは生涯で一番かわいいと思う芸能人にランキングされています。
役者目指そうかな。共演したいから。
そうそう、ばたばたしていて書くのを忘れてた。
土曜日は六本木ヒルズでやってた「本田哲也のインフルエンサー・マーケティング講座~Web2.0時代のクチコミを生む新しいしかけ~」ってセミナーに行ってきました。ま、隣の駅なので近くていいんですけど、アカデミーヒルズの行き方がわからなくて、二回もインフォメーションの人に聞いちゃいました。
でももう一回行けと言われても行けないだろうなあ。あれだけ入りづらくしているのはわざとなんだろうな。まあまた聞けばいいんだけど(こういうときに聞くくらいのことはできる)。
講座そのものは自腹切ったわりには微妙って感じだったけど、よく知ってる人たちが来ていて、しかも同じグループだったので楽しかった。今度は食事でもしながら歓談したいですね。
講座の内容はいくつかmemoは取ったんだけど、特に目新しいものはなくて、大手代理店が「広告」の一環でやってる「仕込み」の方法論という感じがした。ただ媒体にお金を払っていないので「広告ではない」という主張もなくはないし、さもありなん。
もちろん「仕込み」と「やらせ」はぜんぜん違って、ウソのデータをでっちあげるのはNGだけど、効用や事実を調査して発表して注目を集めるのは(いいか悪いか好きか嫌いかはともかく)よくあるし、別に違法じゃない。
多くの企業がやってる自主調査リリースなんてのもそう。回答データを改ざんしたらNGだけど、事実を数値化して公にするというステップはよくある手法。
ただ、その切り口がとても重要で、なんでもかんでも数値化して発表すればいいってもんじゃないし、注目を集められるってものでもない。まさにここがクチコミが生まれるかどうかを左右するポイントで、「誰かに話したくなる」強い力が必要。
そういうのを見つけ出す作業が大事で、ステップにきちんと入れてあるのは素晴らしいと思いました。
で、今回のセミナーで習ったステップにそって、グループで思考トレーニングをしました。これが楽しかった。みんなPRやマーケティングを本職にしている人たちだったので、瞬発力がすごくて(脳味噌が疲れた)刺激のある時間でした。
プリウスのインフルエンサー・マーケティングを考えるってお題で、ぼくはとりあえず環境とかエコとか、ベタな切り口は外して考えたんだけど、みんなもそんな感じだった。そりゃそうだよね。
ぼくは燃費の良さ=ランニングコストの良さに目を付けて、購入価格(イニシャルコスト)は高いけど、購入後3年間で見たらはるかにお得とか、節約できて自然にも優しい(一応、環境にも触れる)とか、そういう実利ベースでのプランを考えました。
コピーも、
ドライブ上手
とか、
エコノミック、アンド、エコロジー
とか、そんなのを考えました。
そしたら、さすがというか、Mr.ブログマーケティングなあの方は「音」に着目されてました。ちょっと鳥肌モノ。
ぼくはあの静かさをどっちかというと危険だと思ってたので、そこを押すのはまったく考えてませんでしたが、たしかに社内が静かだと周囲の音も聞こえるし(例えば山道をドライブしながらセミの音が聞こえるとか)、カーステレオから流れる音楽もアホみたいなボリュームにしなくても快適に聞こえるからすごくいい。さらに騒音という観点からも地球に優しいという全体に流れる環境配慮というメッセージともぶれてない。
完敗です。
いやーでもこういうのおもしろい。楽しい。
プリウスタクシーもいい案だったなあ。これは他のグループからも出てました。そのグループは割高でと提案してましたが、ぼくは「プリウスは燃費がいいから普通のタクシーより安いです」くらいのほうがいいと思うけどなあ。
ともあれ、ああいう体験機会の提供は(インフルエンサー・マーケティングという範疇じゃないかもしれないけど)いいと思います。
そういうBuzzの種としては、「もし環七を走ってる車が全部プリウスだたらどんなに静かになるか(人はこれだけクルマの騒音にまみれて暮らしているし、それが現代社会のストレスの大きな原因になっている)」というようなことを専門家と共同で調査して発表するとか(そんなCMとか、インタラクティブなサイトを作るとか)したらおもしろいなあと思いました。
これからもいっぱい考えてアイデアの引き出しを増やしたいと思います。
ま、これだけいろいろ考えられたので、9,800円払ったけどまあいいかと思いました。自分へのプレゼントってことで。あ、そういえば領収書お願いしたのにもらえなかったな。確定申告用にほしかったのに。
p.s.
けっこうな割合で何かを語らせるタレントのインフルエンサー候補にジローラモと石田純一が出ていた。キャラが立っているという証拠ですね。ぼくはあんまりこういうベタなのは好きじゃないんだけど。
日テレで毎週やってるんです。フジが「24」をやったので、今度は日テレがというわけです。二番煎じ。別にいいけど。
『サイゾー』で秋元康が答えてたけど、やっぱりフジテレビの感度の高さはすごいんだろうな。たぶん現場レベルでは感度が高い人がどこの局にもいると思うんだけど、それが上層部にあがるにつれて止まってしまうんだろうな。
ま、それはさておき、「プリズン・ブレイク」はおもしろいです。終わりに出てくるEXILEて人たちはどうでもいいんだけど。
ストーリーは海外ドラマにありがちな破綻ぶりを見せていて、毛嫌いしあっていた連中がすげーチームワークを見せたりしていて、笑える部分もあるんだけど、毎週毎週すごく楽しみです(でもDVDを買ったり借りたりするほどじゃないけど)。
この先どうなるんだろう。
こないだ友だちに聞いたんだけど、着メロで「TOUGH BOY」が1位らしくて、なんでか聞いたらR-1でなだぎがネタで使ったからとのこと。
しかしYouTubeで「友近の彼氏」と説明が書いてあるのはどうなんかな。
エヴァの音だか曲だかもランクインしているみたいです。それはパチスロの影響らしい。
こういう外部の影響はおもしろいなあ。