エスキモーと口コミ
最近読んだ本2冊の紹介。
まずこれ。タイトルでかなり損してると思う。普通のマーケターなら、うさんくさくて無視する。ぼくもそうだった。情報商材かっていうくらいうさんくさい。
でも内容はすごくよかった、ぼくがNBAを好きだったというのもあるかもしれないけど(デリック・コールマンの名前が出てきたときは「うお!」ってなった)きちんとデータベースマーケティングを学ぶにはいい本だと思う。
ぼくがその通りと思ったのは、「クライアントをヒーローにする」というところ。これは自分自身の仕事にも言えることだとすごく納得した。案件の窓口になっている人を、その人の社内でヒーローにしてあげる、そのために完璧なレポートを作ってあげたりする、これはとても素敵なアイデアだと思った。
顧客を区別しろ、というのは小売をやってれば当然なので、これは同感だけど新しい驚きじゃなかった。でもそういうことをわかってない人は多いかもしれない。実際、しょうもない平等主義はあちこちの社内ではびこっていて、でもその人も個人に戻れば自分を特別扱いしてもらいたがるわけで(いつも使ってるんだからって理由で)絶対に失ってはいけない顧客への対応をきちんと意識できているかは重要です。
古い本だし、たぶん100円とかで売ってるから一読をオススメします。
もう1冊はこれ。あんまり内容はなかった。でもまあぼくが書いてもおんなじような内容だったかもしれないなあと思いつつ読んだ。
ぼくはAISCEASって呼び方が嫌いだから(だって、これで「アイシーズ」なんて読めないもの!)、それだけでマイナスの先入観があったかもしれない。
結局、線を引いたり、角を折ったりするページがなかったんだけど、まあそれは内容が薄いというのと、ぼくがある程度勉強している分野だからなのかもしれない。
でもマスメディアでアテンションを考えないとっていうクロスメディアの考え方とか、ブロゴスフィアに真摯に向き合うことの重要さとか、主張はかなり近かった。素直にうれしかった。
ただ、この本で成功事例として取り上げられてるプロモーションは、別の関係者からは「いろんなブログにSPAMコメントしまくりでひどかった」って聞いてるし、事実はどうあれ、立ち位置によって見え方が違うんだなあと思った。
自分自身のこととして、今後の取り組みに気をつけようと思った。いじょ。
Comments
いい本ですよね。sekimuraさんなら読んでてもおかしくないですw
日本はあんまりこういうスポーツチームのマーケティングってなさそうですが、ロッテとかくらいかな。本の中に西武ライオンズが出てて、何回優勝してもお客さんが入らなかったら意味がないって一刀両断にされてました。勝てばお客さんが入るっていう錯覚は某新聞系在京球団も同じですけどね。
ファンがどうやったら離れずに相手してくれるかってのは自分のこととして読めるから楽しかったです。
たぶん今ならブックオフにも売ってると思います(笑
「エスキモーに氷」っていうと、「砂漠で砂」とか、目の前にあるもの(無価値なもの)を売る方法っぽいのですが、この本はライバルチーム(競合製品)に比べて圧倒的に魅力に劣るものをどう売るか、ということを書いた本なので、明らかにタイトルが下手ですね。
ぜひ読んで感想を聞かせてください!